日本人の男性は「レディーファースト」が苦手と言われています。
最近では、恋愛マニュアルなども販売されているので、レディーファーストができる男性も増えてきてはいますが、まだまだ、レディーファーストができる男性は少ないと言えますね。
ですので、レディーファーストができるようになり、女性を上手にエスコートできれば、女性のあなたに対する印象もグッと良くなりますよ。
レディーファースト基本編
レディーファーストの基本は、「女性を危険な目に合わせない」「女性を優先する」ことです。
まずはデートで遭遇しがちなシチュエーションでのレディーファーストの基本をご紹介しますね。
男性が車道側を歩こう
男性が車道側を歩くというのは、レディーファーストの基本ですね。
男性が車道側を歩くことで、女性を事故やひったくりなどから守ることができます。
また、雨の時は車などから跳ねる水しぶきや、他の通行人の傘などから女性を守ることもできます。
これは、レディーファーストの基本として有名なので、これをやろうとしている男性は多いのではないでしょうか? ただ、歩いている途中に不自然に女性とのポジションを変わると、みっともないことにもなりかねませんので、自然に車道側を歩けるようにしましょう。
歩く時は常に「車道側を歩く」ということを意識しておけば、自然に車道側を歩くことができるようになりますよ。
重い荷物は持ちましょう
女性が重い荷物を持っている場合、私たちは当然、手伝いましょう。
少量の荷物であっても、「荷物、持ってあげるよ」と声をかけるのが一般的です。
女性の身体への負担を減らし、思いやりの気持ちを示しましょう。
景色やソファー席は女性に譲りましょう 食事をする際、ソファーや景色の見える席が片方しかない場合もあります。
そういった場合は、基本的には女性にソファーや景色の見える席を譲るべきです。
もしどちらの席も同じくらい良い場合は、女性にどちらを選ぶか選択する権利を与えても構いません。
また、女性が荷物を持っている場合は、そっと椅子を引いてあげることも忘れずにしましょう。
ドアの開け閉めは男性が行いましょう 店舗の出入り口には、自動ドアではなく手で開けるタイプや、逆に引くタイプのドアもあります。
手で開けるタイプの場合、男性は先にドアを開けて中に入ります。
そして、女性が入ったら、男性がドアを閉めるのが基本です。
逆に引くタイプの場合は、男性がドアを引いて女性に先に入ってもらった後、男性自身も入り、ドアを閉めます。
エレベーターの乗り降りの基本は? エレベーターに乗る際、まず男性が先に入り、「開く」ボタンを押します。
開いたら、女性に入ってもらいましょう。
降りる際は、女性が先に降りるようにしましょう。
これは、女性がドアに挟まれないようにするために男性が適切なタイミングで押さえられるようにするためです。
このような細やかな気遣いが、女性に対する思いやりの表れとなります。
マナー
階段やエスカレーターでの立ち位置の基本は?
階段やエスカレーターを利用する際には、基本的なマナーがあります。
上りの場合は女性が前になり、下りの場合は男性が前になるようにしましょう。
このようにすることで、万が一女性が足を踏み外した際に男性がその女性を守れる位置にいることができます。
タクシーの乗り降りの基本は?
タクシーに関しては、男性が先に乗るのが基本です。
先に乗ることで車内での移動が必要になった際に女性が困ることを避けられますし、また、男性が先に乗った方が料金の支払いもスムーズに行えます。
レディーファースト応用編
レディーファーストの基本は「女性を危険な目に合わせない」「女性を優先する」という考え方ですが、さらにレディーファーストの応用として、女性の気持ちを配るということも大切です。
デートなどで遭遇しやすいシチュエーションでは、以下のようなレディーファーストの応用があります。
女性のペースに合わせよう
女性の歩くスピードや食べるスピードなど、女性のペースに合わせるようにしましょう。
自分だけ早く食べ終わってしまうと、女性も気を使ってしまいます。
女性に合わせることで、女性も気を使わずに済み、一緒にいて落ち着ける環境を作ることができます。
休憩には気を配ろう
女性の場合、ヒールなどで歩き疲れやすいこともあります。
男性よりも歩き疲れやすいため、カフェなどで休憩を提案してあげると良いでしょう。
また、女性はトイレに行きたくてもなかなか言い出せないこともあるので、数時間おきに自分からトイレ休憩を取るように意識しましょう。
女性が気持ちよく過ごせるように配慮することが大切です。
レディーファーストを過剰に行うことは避けましょう!
日本の男性はレディーファーストに慣れていないと言われますが、同様に、日本の女性もレディーファーストをされることに慣れていません。
そのため、レディーファーストをしすぎると、女性が恥ずかしがる場合もあるので、過度なレディーファーストは避けましょう。
いくつかやらない方がいいレディーファーストの例を紹介しますね。
女性のバッグは持たない!
女性のバッグを男性が持つ必要はありません。
重い荷物などは男性が持つのが当然ですが、女性のバッグまで持つ必要はありませんよ。
女性のバッグはファッションアイテムの一つであり、自分のバッグを持たれることを嫌がる女性も多いです。
そのため、女性のバッグまでは持たなくても大丈夫ですよ。
座る場所にハンカチ等は置かない!
座る場所にハンカチなどを置くのもやめましょう。
これは、特に日本の女性に対してやると、女性側も恥ずかしくなってしまいます。
座る場所が汚れている場合は、手で払ってあげるか、汚れていない場所を探してあげましょう。
車の乗り降りの基本は?
車の乗り降りの場面では、男性が助手席のドアを開けて女性に乗ってもらい、その後男性がドアを閉めて運転席に乗り込みます。
降りる時は、男性が先に降りて助手席のドアを開けてあげます。
レディーファーストの実践方法
女性も恥ずかしく感じることがあるので、レディーファーストをする場合は慎重になりましょう。
また、女性が自分で乗り降りすることも多いので、うまくレディーファーストができないこともあるでしょう。
高級車に乗っている場合は、レディーファーストをすることで格好良く見えるかもしれませんが、他の車に乗っている場合はここまでの配慮は必要ありません。
ただし、雨が降っている日には、傘を持っていて、女性に声をかけながら助手席のドアを開け、乗り降りのサポートをすることで女性も喜んでくれるでしょう。
最初は難しいかもしれませんが、慣れてくるとレディーファーストは無意識にできるようになるので、ぜひ実践してみましょう。